桜島噴火警戒レベル5はいつぶりでどれくらいの規模?今まで過去何回あったか調査!を紹介していきます。
7月24日に桜島が噴火し、警戒レベル5でいつもよりヤバい!と話題になっています。
これまで複数かい噴火してきた桜島ですが、レベル5は一体いつぶりでどれくらいヤバいのでしょうか?
また、今までの歴史上で何回あったのかも調査しました!
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桜島噴火警戒レベル5はいつぶりでどれくらいの規模?
【噴火警報・予報】
<桜島に噴火警報(噴火警戒レベル5、避難)を発表>
桜島の南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)をしてください。
<噴火警戒レベルを3(入山規制)から5( (1/2)— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) July 24, 2022
桜島の噴火警戒レベルに対応した規制範囲は次の画像のとおりです。 pic.twitter.com/GCXvCfKjOz
— 特務機関NERV (@UN_NERV) July 24, 2022
結論から言うと、噴火警戒レベルが設定されてから桜島でレベル5になるのは初めてです。
レベル5の規模としては「居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、または切迫した状況で全島に影響する溶岩流や火砕流や噴石飛散が見れられる」といった状況。
噴火警戒レベル設定以前に起こった桜島での主なレベル5相当の噴火は以下の通りです。
- 天平噴火(768年)
- 文明噴火(1471年〜1476年)
- 安永噴火(1779年〜1782年)
- 大正噴火(1914年)
今回のレベル5の噴火については、噴火の規模自体は大きくなかったものの、噴石の飛散が警戒レベル引き上げ基準(隕石が2.4キロ以上)に達したため、警戒レベルが5に達したとのことです。
ですので、上記例の噴火よりは噴火自体の影響は少ないかもしれないですね。
少し安心です。
噴火の規模は大きくなかったか 噴石の飛散が噴火警戒レベル引き上げの基準に達した模様
今回の噴火では、大きな噴石が火口から約2.5kmまで達し、桜島島内の居住地域に影響を及ぼす可能性があるとしてレベルの引き上げに至った模様です。 桜島では、大きな噴石が火口から概ね 2.4kmを超える飛散をした場合、噴火警戒レベル5引き上げの基準に該当します。
引用:Yahoo!ニュース
噴火警戒レベル5の運用開始はいつから?
噴火警戒レベル5の運用開始は2009年の12月からとなっています。
2009年12月以前でもレベル5相当の噴火は確実に起こっていますが、レベルの運用開始から2022年7月24日に起こった桜島での噴火が初めてレベル5に認定されたということですね!
ちなみに1〜5の各レベルの状況は以下の通りです。
レベル5って相当やばくない?? pic.twitter.com/PNgLTr6K6m
— かすみ⭐︎相互100% (@kasumin20000203) July 24, 2022
桜島噴火警戒レベル5は今まで過去何回あったか調査!
桜島で噴火警戒レベル5が出たのは過去初めて、噴火口から2.5km離れた場所に大きな噴石が飛んだらしく、相当大きい噴火なのかもしれません。近くの方は避難を🙇♂️
鹿児島育ちで噴火に慣れている僕は洗濯物が灰で汚れるなという思考になってしまいましたが思ったより危険かもしれません💦 pic.twitter.com/J2wxNpWyCy— こーすけ@ハピネス総合グループ/🎁お金配りお兄さん🎁 (@happines_sogo_g) July 24, 2022
▼桜島噴火警戒レベル5
「1986年11月23日:古里温泉のホテルに大きな噴石直撃」は、「居住地域に大きな噴石飛散」の過去事例として挙げられている。飛散は複数を意味すると役所説明があったが、このときも複数だったのか?みつかったのはひとつではなかったろうか。 pic.twitter.com/g1tduJx7eI— 早川由紀夫 (@HayakawaYukio) June 9, 2020
先ほど説明した通り、噴火警戒レベル設定以降でレベル5に達したのは今回の7月24日の噴火が日本でも初めてであり、桜島でも初めてのことです。
桜島での噴火で噴火警戒レベル設定以前に起こったレベル5相当の噴火は現状判明している限り以下の5回の噴火です(調査を進め次第、追加していきます)。
- 天平噴火(768年)
- 文明噴火(1471年〜1476年)
- 安永噴火(1779年〜1782年)
- 大正噴火(1914年)
- 昭和噴火(1946年)
この中でも特に噴火の被害が大きかったとされるのが、文明噴火、安永噴火、大正噴火の3つの噴火です。
過去の噴火に関しては、文献や溶岩などの堆積物から調査するようなのですが、直近1914年の大正噴火はかなりの影響があったようです。
大正噴火では、モクモクと大きな噴火がし続け、付近の神社にあった鳥居が1日もしない間に埋没してしまうというかなり悲惨な状況だったみたいですね。
鹿児島民が恐れているのはこの大正噴火レベルでこのレベルの警報が出たら速攻で避難します
それなりに警戒心はちゃんと持ってるつもり… pic.twitter.com/kKT3v7F1Uc— おはつ🐖大知識人 (@sinonomeohatu) July 24, 2022
親戚も多いので鹿児島市にはよく行くわけだが、この間久々に桜島を訪問。大正噴火の火山灰や軽石等で埋没した黒神埋没鳥居を見る度に、火山噴火に恐怖を覚える。大きな被害がありませんように。 pic.twitter.com/TclpVT1meu
— Makali'i (@Makalii_JPN) July 24, 2022
一方、今回の噴火に関しては、気象庁からも「大正噴火にように噴火自体は大規模ではない」と発表されており、少し安心です。
桜島以外の警戒レベル5の過去の噴火山一覧
噴火警戒レベルは一回の噴火に対して設定されるレベルではなく、火山活動に対して設定されるレベルです。
レベルは、現存している111の火山のうち、防災上の必要性が高い50の火山にレベルが設定されています。
2022年7月24日現時点でレベル5が設定されているのは桜島のみ。
桜島以下はレベル3が小笠原諸島の西之島、噴火浅根、福徳岡ノ場の3つでそれ以外はレベル2以降の低度な警戒となっています。
まとめ:桜島噴火警戒レベル5はいつぶりでどれくらいヤバい?今まで過去何回あったか調査!
<桜島噴火>
今日7月24日(日)20時05分、鹿児島県の桜島で噴火が発生しました。ウェザーニューズが独自に設置している気象レーダーによる観測では、噴煙とみられるエコーが火口上2000m程度まで上がった様子が観測されていました。https://t.co/K6BapEmm1m pic.twitter.com/pl8msvVonp
— ウェザーニュース (@wni_jp) July 24, 2022
今回は、桜島噴火警戒レベル5はいつぶりでどれくらいの規模?今まで過去何回あったか調査!と題して調査しました。
桜島の噴火規模ではなく、噴石の飛散距離で今回のレベル5の基準に達したということで、少しだけホッとしましたが、現地にいる方は十分にきをつけてくださいね!