台風の名前がおかしい!どうやって名前決めるの?世界の"変わった"台風名ランキングTOP10

台風の名前って、意外とユニークで面白いんですよね。

日本に住んでいると、毎年のように台風に遭遇しますが、その名前についてあまり深く考えたことがない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、台風の名前がどうやって付けられているのか、その裏側を探ってみましょう。

台風の名前のルーツはどこにある?

実は、台風の名前は国際的に決められているんです。

アジア太平洋地域では、台風の名前を担当するのは「台風委員会」という組織。
この委員会には、日本を含めた14の国と地域が参加していて、それぞれが提案した名前が使われます。

名前のリストは140個あり、これを繰り返し使っていきます。

つまり、140個の名前が一周したら、また最初の名前に戻るという仕組みです。でも、特に被害が大きかった台風の名前は引退して、新しい名前に変更されることもあります。

例えば、2004年に大きな被害をもたらした台風23号「トカゲ」は、その後名前が引退してしまいました。

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名前の種類がバラエティ豊か

台風の名前は、実に多種多様で、国ごとにユニークな名前が提案されています。日本が提案する名前には、「やまと」「さくら」など、日本らしい響きのものが多いです。

対して、タイが提案した「ボラヴェン」や韓国が提案した「ミリネ」といった名前は、その国独自の言葉や文化が反映されています。

面白いのは、動物や花、山や川の名前、さらには伝説上の生き物まで幅広く採用されていることです。

例えば、フィリピンの「チョイワン」は、フィリピンに生息する魚の名前。また、ベトナムの「サオラー」は、絶滅危惧種の動物の名前なんですよ。

なぜ台風に名前を付けるの?

ところで、なぜ台風に名前を付けるのでしょうか?
それは、台風の識別を簡単にするためです。台風が発生する地域では、同じ時期に複数の台風が存在することもあります。番号で管理すると、混乱しやすくなりますが、名前を付けることで、より簡単に覚えやすくなるんですね。

さらに、名前を付けることで、注意を引きやすくし、災害への意識を高める効果も期待されています。
例えば、「台風14号」が来ますと言われるより、「台風サクラが接近中」と言われた方が、インパクトがあって印象に残りやすいですよね。

台風の名前変な名前ランキング

台風の名前って、思ったよりも個性的で、時にはクスッと笑ってしまうようなものもあります。

そこで、過去に使われた台風の名前の中から、インパクトが強かったものやユニークなものを筆者の独断と偏見でランキング形式で紹介していきます!

台風の名前って、思ったよりも個性的で、時にはクスッと笑ってしまうようなものもあります。そこで、過去に使われた台風の名前の中から、インパクトが強かったものやユニークなものをランキング形式で紹介してみましょう。

10位:「ソングダー」(Songda)

ベトナムが提案した「ソングダー」は、実はベトナムの川の名前。台風と川という、どちらも水に関連する名前の組み合わせが妙にしっくりきますよね。響きも美しく、印象に残る名前です。

9位:「ガルーダ」(Gaemi)

インドネシアが提案した「ガルーダ」は、ヒンドゥー教や仏教で神聖な存在とされる神鳥です。インドネシアの国章にも使われているこの名前は、台風の名としても神々しさを感じます。

8位:「マンニィ」(Man-yi)

日本が提案した「マンニィ」という名前は、南方の伝説上の湖の名前から取られています。響きがかわいらしくて、どことなくポップなイメージがあるのが特徴です。

7位:「ノルー」(Noru)

韓国が提案した「ノルー」は「ノロジカ」という鹿の名前に由来します。優雅で静かなイメージのある鹿の名前が、激しい台風に使われるのはちょっと不思議ですが、そのギャップが印象的です。

6位:「マツ」(Matsa)

この名前はラオスが提案したもので、意味は「魚」です。魚の名前が台風に使われるのは結構普通ですが、この「マツ」という響きは、日本人にとっては松の木を連想させますよね。なんだか不思議な感覚です。

5位:「ウコン」(Wukong)

中国が提案した「ウコン」は、中国の伝説的なキャラクター「孫悟空」の名前から取られています。孫悟空は「西遊記」の中でも非常に人気があるキャラクターで、魔法の如意棒を持って空を飛び回る姿が印象的。台風の名としてはちょっとファンタジー色が強いですが、その力強さはまさに台風そのもの!

4位:「ハト」(Hato)

香港が提案した「ハト」は、意外にも台風の名前として使用されました。平和の象徴である「鳩」が台風の名前になるなんて、ちょっと皮肉ですよね。2017年には、台風13号として大きな被害をもたらしましたが、この名前を聞いたときのインパクトは強烈でした。

3位:「シマロン」(Cimaron)

フィリピンが提案したこの名前は、実は「野生の牛」を意味しています。「シマロン」という名前は力強さを感じさせるので、台風のイメージにはぴったりかもしれません。なんだか、西部劇の主人公っぽい名前でもありますね。

2位:「カーニー」(Khanun)

タイが提案した名前で、実は「カーニー」とはタイ語で「ジャックフルーツ」という果物のこと。聞き慣れない名前ですが、なんだか南国の香りが漂うようで、台風とは思えないほどのんびりした響きが特徴的。実際の台風はかなり強力だったので、そのギャップがすごいです。

1位:「トカゲ」(Tokage)

日本から提案された名前ですが、まさかの「トカゲ」です。2004年に台風23号として猛威を振るったこの台風の名前は、シンプルで覚えやすい反面、「なぜトカゲ?」と首をかしげたくなりますよね。動物がモチーフの名前ですが、少し不気味さも感じるかも?

いかがでしたか?台風の名前には、それぞれの国の文化や歴史が反映されていて、とても興味深いですよね。次に台風の名前が発表されたときは、その背景をちょっと調べてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません!
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まとめ

台風の名前の付け方には、各国の文化や自然、伝統が色濃く反映されています。

それぞれの名前に込められた意味や背景を知ると、台風のニュースを聞くたびに、ちょっとした楽しみが増えるかもしれません。今年の台風シーズンには、ぜひ名前にも注目してみてくださいね!