【訃報】今くるよさん、膵臓癌で死去 76歳、「どやさ」で一世風靡

漫才コンビ「今いくよ・くるよ」で一世を風靡し、「どやさ」のギャグで知られる今くるよさんが、27日、膵臓癌のため大阪市内の病院で亡くなりました。76歳でした。

今さんは京都市出身。1970年に今喜多代さんに弟子入りし、その後、高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよさんと「今いくよ・くるよ」を結成。

1980年代には漫才ブームに乗じて人気に火が付き、「どやさ」のギャグフレーズや、くるよさんの強烈なツッコミで人気を博しました。

上方漫才大賞や朝日放送テレビ賞などを受賞し、女性漫才師のパイオニアとして活躍しました。

相方のいくよさんは2015年に胃癌で亡くなり、くるよさんはその後も1人で活動を続けていましたが、おととし4月に大阪での公演に出演したのが最後の舞台となり、膵臓癌のため、27日、大阪市内の病院で亡くなりました。

くるよさんの訃報を受け、芸能界からは多くの追悼の声が寄せられています。

今くるよさんの主な経歴

  • 1950年4月13日 京都市生まれ
  • 1970年 今喜多代さんに弟子入り
  • 1972年 今いくよさんと「今いくよ・くるよ」結成
  • 1980年代 漫才ブームに乗じて人気に火が付き、「どやさ」のギャグフレーズでブレイク
  • 1982年 上方漫才大賞受賞
  • 1983年 朝日放送テレビ賞受賞
  • 2015年 相方の今いくよさんが胃癌で亡くなる
  • 2022年4月 大阪での公演に出演
  • 2024年5月27日 膵臓癌のため大阪市内の病院で死去

「どやさ」で一世風靡

今くるよさんは、漫才コンビ「今いくよ・くるよ」で活躍した漫才師です。「どやさ」というギャグフレーズで一世風靡し、女性漫才師のパイオニアとして多くのファンを魅了しました。

軽妙な掛け合いと強烈なツッコミ

今いくよさんとくるよさんは、軽妙な掛け合いとくるよさんの強烈なツッコミで知られており、彼女の代表的なギャグの一つに「どやさ」があります。

「どやさ」は、関西弁の「どうや(どうですか)」を強調した表現で、今くるよさんがツッコミとして使うことで有名です。

このフレーズは彼女のキャッチフレーズのようなもので、多くの観客に親しまれました。

コンビの相方・今いくよさんとの絆

今いくよさん(本名:林 美千代)とは長年にわたるパートナーシップを築き上げ、息の合った掛け合いで多くの人々を楽しませてきました。

今いくよさんが2015年に亡くなった後も、今くるよさんは彼女の遺志を継いで活動を続けています。

女性漫才師の先駆け

女性漫才師としての地位を確立し、後続の女性漫才師たちに道を開きました。
彼女の成功は、多くの女性が漫才の世界で活躍するきっかけとなりました。

上方漫才(かみがたまんざい)は、日本の関西地方(特に大阪や京都)で発展した伝統的な漫才の形式です。

この形式は、主にボケ(面白いことを言う人)とツッコミ(その発言に対して反応する人)の二人組で演じられ、リズミカルな会話と鋭いツッコミが特徴です。

1980年代の漫才ブームを牽引し、女性漫才師の地位向上にも尽力しました。

今くるよさんの功績

  • 女性漫才師のパイオニアとして活躍
  • 「どやさ」のギャグフレーズで漫才界に新風を吹き込んだ
  • 上方漫才の発展に貢献

今くるよさんの死によって、漫才界に大きな損失となります。

ご冥福をお祈りいたします。