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甲本一先生によって描かれている連載作品「マッシュル-MASHLE-」(以下:マッシュル)は、2023年に漫画連載が完結しました。
漫画の完結に驚いたという方も少なくないでしょうが、マッシュルはどのようにして終わりを迎えたのでしょうか。
本記事では、漫画「マッシュル-MASHLE-」の最終回について解説、考察を深めてまいります。
とその前に・・・ここでお知らせです。
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タップできる目次
マッシュル-MASHLE-の概要
マッシュルは、週刊少年ジャンプで2020年1月27日から2023年7月3日にかけて連載されていた漫画作品で、現在はTOKYO MXなどでアニメ番組としても放送されています。
上記の2023年7月3日は、17巻が発売された日で、最後の18巻はファンブックと共に2023年10月4日に発売されました。
そのため最終的な完結は、2023年10月4日と言えます。
マッシュルはどんな話?
マッシュルの主人公であるマッシュは、魔法が使えないため、魔法不全者狩りをする魔法警察によって、生命の危機を迎えます。
しかし長年の訓練で獲得した筋力とパワーによって、魔法警察を圧倒し、魔法学校への入学と生存が認められます。
自分が生きる道はこれしかないと考え、魔法警察官ブラッドの要求を飲み込み、マッシュは名門魔法学校のイーストン校へと入学します。
魔法学校では、卓越した魔法を持つ友人を出会いながらも、マッシュ自身は肉体だけを武器に厳しい世界を生き抜くのでした。
【考察】マッシュルの最終回について
7月3日に発売された17巻の最終話は、センターカラー24ページで掲載されていましたが、どのように最終回の話が展開されたのでしょうか。
ここからは、最終回である162話の考察と解説を進めていきます。
161話までの振り返り
本題の前に、前回の161話について。
前話では、マッシュが勝利して、無邪気な淵源によって時間が戻されました。
そして人の時間だけが戻ったため、戦いによって犠牲となった魔法使いも続々と復活しました。
こうして「犠牲者0」の平和な世界が訪れ、マッシュは遂に神覚者となったのです。
①マッシュが神覚者に認定される
試験の実施が上手くいかなかったことから、今年は神覚者を新たに認定しないという決定がなされました。
そこで、試験はしなかったものの、長年魔法界で活躍したマッシュを、例外的に神覚者にするという措置が下されました。
マッシュは、生まれつき魔法が使えず、魔法が全てのこの世界では本来殺される存在でした。
しかし魔法以外の能力で周りを圧倒し続け、魔法学校に入学します。
マッシュのような、魔法を使えない者の生存が認められていることは、魔法第一の社会を変えるきっかけになるのではないでしょうか。
②マッシュがロープや杖を雑に扱う
神覚者には、それを示すためのロープと杖が贈呈されます。
しかしマッシュは依然として魔法が使えないため、神覚者になったとしてもロープや杖を持ち歩いて、誇示するメリットはそれほどありません。
もはや、魔法を使えないことを隠す必要も無いため、マッシュはロープや杖を大事にしないかもしれません。
③ランスはアンナの恋愛を認めない?
魔法を使えないマッシュが神覚者になった影響が、さっそく他人に広まります。
ある日、アドラ寮1年生でマッシュの友人であるランス・クラウンの妹アンナが、魔法不全になる病気を患ってしまいました。
本来であれば、魔法を使えない者は死ぬ運命でしたが、マッシュの戦いによって、もはやその心配は不要になりました。
そしてアンナは、自身の命の恩人であるマッシュに恋をします。
ランスはマッシュを認めてはいるものの、溺愛する妹がマッシュの恋人になることは、流石に認めないのではないでしょうか。
④神覚者をランスに譲る
マッシュの今までの生き方からして、彼の目標は「神覚者になること」ではなく、「誰もが平和に暮らすこと」です。
だからこそ、マッシュは神覚者という称号にそれほど価値を感じず、称号を得たことで生じる面倒臭い仕事はしたくありません。
神覚者選定を祝う集まりでも、マッシュは壇上に現れず、代わりにマッシュの手紙を預かった者が上がります。
そして、マッシュが神覚者を辞退したこと、自分の目標(誰もが生きられる社会をつくりたい)が成し遂げられたので、後はランスに丸投げするという旨が書かれた手紙が読まれました。
これこそマッシュだと言わんばかりに、会場では拍手が湧き起こりました。
⑤マッシュは何をしているのか
手紙が読み上げられている一方で、マッシュはじいちゃんの家に帰り、パティシエになるための修行の日々を送ります。
そして迎えた、新作シュークリームのお披露目会。
お披露目会には多くの人が駆けつけましたが、その中には魔法を取り戻したアンナの姿がありました。
一度は魔法を失ったアンナも、元々魔法を持っていない人も、みんなが平和に暮らせるようになったのは、言うまでもなくマッシュの努力と戦いのおかげです。
【まとめ考察】マッシュルで作者が伝えたかったこと
マッシュルを通じて作者が伝えたかったことはなんでしょうか。
作品が進行する過程に、読者が感じることは変わっていくでしょうが、最終的に私は、差別や差別への戦いといったテーマを思い浮かべました。
マッシュルでは、魔法なき者が差別され抹消の対象になっていましたが、この世界でも民族や宗教、男女などあらゆる理由で、差別され時にはジェノサイドのような民族浄化が起こります。
甲本一先生はマッシュルを通じて、「現実世界で起こる差別」そして「差別に抗う者の存在」を伝えたかったのかもしれません。