【ネタバレあり】キングダム69巻のあらすじを解説します!(1/3)

本記事では、「キングダム」の69巻の内容を解説します!
※本記事内にはネタバレとなる内容が含まれているため、ご注意ください。
 

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本記事で解説する部分について

引用:Amebaマンガ

「キングダム」69巻には、747話から757話までの全11話が収録されています。
69話のあらすじは全3記事に分けて解説するため、1回目となる今回は序盤の4話(747~750話)を解説します!

>>キングダム69巻2/3はここから
 

747話「お頭の伝言」

趙の武将である上和龍が率いる軍は、総大将である李牧を救出するために本陣へと向かっていた。
その時上和龍は、自分たちと同じ方向に、友軍の虎白公も向かっているということを知った。
 
すでに自身の前方を行く斥候から届いた、乱戦が続いているとの情報を聞き、配下も上和龍も少し笑いをこぼした。
一方で秦の桓騎(かんき)も、自分のところに騎馬が向かっていることに気づいており、李牧の首を討つため攻勢の強化を決意するが、趙の鉄壁の守りを崩せずにいた。
 
その時、秦の摩論(まろん)は桓騎から離れた場所で戦っていたが、「今から本陣へと合流すべき」という意見を、配下から受け取っていた。
しかし摩論は、「一緒にいる必要が無いから、今こうして本陣から離れている。これもお頭の意図である。」と自分に言い聞かすように主張して、留まる決断をした。
 
しかしこの考えは一転、摩論はお頭へと向かおうとする。
その時オギコが現れ、お頭から伝言を預かっていると言う。
これを聞いた摩論は、その伝言を疑いながらも涙が止まらなかった。
 
オギコは摩論に対して、摩論が最後に行かなければいけない場所があると言い、飛信隊信の元へ向かった。(続く)
 

748話「オギコの勘」

李牧を討つために奇襲を仕掛けた桓騎軍であったが、趙の援軍が同じタイミングで駆けつけてしまい、奇襲は失敗に終わった。
趙は援軍の到着で勢いを取り戻し、一方の秦は黒桜、ゼノウと、重役を次々と失ってしまった。
 
不利な戦況の中、信は斥候から戦況報告を受け取る。
桓騎将軍たちはすでに包囲状態にあり、奇襲は失敗して脱出すら不可能であるとのこと。
信は衝撃を受けた。あの桓騎の戦略が失敗して、不利な状況に置かれていることを信じられなかったかだ。
 
衝撃を受けながらも信は、河了貂(かりょうてん)から今すぐ脱出しようという提案を受ける。
敗戦の可能性が高まった今、桓騎将軍を捨ててでも全滅を避けようとするこの提案は、確かに有効であるだろう。
しかし信は、桓騎を捨てるこの戦略を受け入れられなかった。
 
河了貂が説得を試みている中、摩論とオギコが兵を率いる姿が見られた。
そしてオギコは、奇襲前に桓騎から渡されていた伝言を、伝えることにした。
 
 
オギコには、俺(桓騎)が失敗したと感じたら伝言を伝えるよう言ってあった。
鋭いオギコの勘が正しいなら、これを聞いている時点で俺が失敗したことを意味する。
今回の奇襲は、俺でさえどちらに転ぶか分からなかった。
だからこそ、摩論やオギコを乱戦の外に配置した。
信、そいつらを連れて今すぐ脱出しろ。
 
これが、桓騎からの伝言だった。(続く)
 

749話「家族」

桓騎を救えずに撤退を余儀なくされた飛信隊。
信は自ら殿を名乗り出るが、1人でも多く生き残らせるために、楚水(そすい)と羌瘣(きょうこう)に殿を任せることにした。
そしてついに撤退を始めるが、那貴(なき)は従わず、お頭のところへ戻ると信に告げたのであった。
 
那貴にとって、飛信隊が仲間とすれば、桓騎は家族なのだ。
信は那貴をなんとか説得するが、那貴の決意は固く、「家族」のところへ戻ることを言い続けた。
でも那貴は信を決して捨てた訳ではない。「信は俺を惚れさせた男の1人だ。最高の天下の大将軍になると信じている。」と話し、一家を率いてお頭のところへと向かうのであった。
 
その時、桓騎将軍の命はいよいよ終わりを迎えようとしていた。
趙軍は槍を構え、桓騎は李牧が首を刎ねるなどの言葉が飛び交い、ついに槍が突き出されようとしている中、李牧が待ちなさいと兵を止めた。(続く)
 

750話「首斬り桓騎」

https://twitter.com/Qzil_la_info/status/1749360508799693244?s=20

超軍の槍が一度下ろされたのだが、李牧は最後に少し話をしたいと桓騎に問う。
投降したら配下たちの命は助けると言ったのである。
この話に一番衝撃を受けたのは、李牧たちの配下であった。
 
しかし上和龍は、この李牧の誘いを説明して、決して桓騎の命までを助けるとは言っていないと話す。
そして桓騎は、今ここで必ず殺す必要はない。捕らえておくだけでもその利用価値は色々あるではないかと、付け加えた。
 
趙軍は上和龍の話に納得して、また桓騎も配下たちの投降を認めた。
解放された配下達に、お頭はどうするのかと聞かれたが、投降して解放されるつもりは桓騎にないようだ。
 
その言葉を聞いて桓騎兵は、さすがお頭だと笑いながら、さっさとかかってこいと趙に挑発してみせた。
李牧は、この状況を全く理解できなかった。当然であろう。
 
李牧の頭の中では、桓騎軍に対する様々な矛盾が回り続け、桓騎への理解をより一層難しくした。(続く)

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